携帯からのネット利用考察

ブログに交友関係の悩みも=夢は「幸せな家庭」−殺害された佐藤さん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080704-00000018-jij-soci
岩手県川井村の山中で宮城県栗原市の無職佐藤梢さん(17)が他殺体で見つかった事件で、佐藤さんとみられる女性が携帯電話向けのブログに、交友関係の悩みを書いていたことが4日、分かった。

この記事を見て気付いたが、携帯電話が普及したからブログ数が急激に伸びたという事実を忘れていた。このブログも携帯から見てくれてる方が結構いるし、中高生に限らず携帯からブログを閲覧する、作成する人はどんどん増えてる。私の携帯は古くてネットブラウザもろくなもの入れられないので、メールと電話以外しないけれど。最新版の携帯だとPC用のページも綺麗に表示されるらしいですね。携帯からだと昼間に外から更新できて、携帯で撮った写真もうpできるし便利だよね。そういや旧ブログの女王真鍋かをり女史はPCからの長文投稿を得意とし、新ブログの女王しょこたんは携帯からの写真つき生活実況みたいな感じを得意としている。そうか、ブログの女王を追えば時代の流れが分かるか…。

関連してこういう記事も見つけた。

“インターネットはケータイ中心”が8割超に
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0807/04/news016.html
MobileMarketing.JPが、ケータイユーザーのPCの利用スタイルに関する調査結果を発表。ケータイを中心にインターネットを利用しているとするユーザーは8割超に達し、携帯ユーザーの約6割が“ケータイメールのみを利用している”と回答している。

注意したいのは、この調査は「携帯ユーザーのパソコン利用スタイル」で600人の携帯ユーザー向けに携帯サイトで行われたものだということ。「82%が携帯電話を中心にインターネット利用していることが分かった」としているが、こういうアンケートを調査サイトに出向いてまでやる人は「自分は携帯ヘビーユーザーです」と自負しているような人が多くなると思うので、数字に関しては多少過大になっているだろう。(この手のアンケート調査には常にこういう疑問がつきまとう)まぁ、それらをさっぴいても携帯でのネット利用率というのは増えてるみたい。
殺害された女子高生は自分の身近なこと、心情の変化などもブログにかなり書いていたみたいだ。身近に相談相手がいない場合にブログはストレスのはけ口として最適なのではないだろうか。匿名性が高いほど素直な心情を吐露しやすくなる…?mixiで実名入りで自身の内面をぶちまけている記事をかなり見てきたのでこの点はなんともいえない。実名で内面をぶちまけられる人は根が凄くいい人か、気を遣わない人か、危機管理意識が低い人かどれかだろう笑
で匿名性以外の要素で使うツールがPCか携帯かで書く内容が変わってくると思うのだがどうだろう。携帯がPCと違う点は、画面が小さい、片手で操作する、外で使用する頻度が高い、といったところか。街中の喧騒の中で小さい画面に向き合っていると、自分というものをより意識しやすくなるかなと思った。携帯使ってるときはたいてい俯き加減になるし、自分の世界に閉じこもるってほどじゃないけどそれに近い感覚。そうすると自分の内面を吐露しやすい心理状態が生まれるかなと。携帯小説が流行ったのも外の世界の喧騒の中で携帯で読むから、心によりビシビシ届いてくるから…?
使うツールによってユーザーの心情がどれだけ投影されるかが変化するとしたら面白い。文章を紙に書くのと携帯で書くのとPCで書くのと。紙は鉛筆、携帯は親指、PCは指全体。アウトプット作業をする体の部位が違うのだから、やはり多少は違ってくるのかも。