死とはなんぞ

暑っ!今日は今年一番の暑さとか。夏は好きだけどここまで暑いと嫌になるわ。そんな中、今日は知人のお見舞いに病院に行ってきました。白血病で入院していて、最近だいぶ良くなって面会ができるようになったので。
楽しく話をしていたんだけれど、その中で知人が「自分は死の淵を見てきたんだぞ!」とか、もちろん冗談めかして言っていて、その場では皆笑っていたんだけど、帰りに電車の中で死について考えてしまった。
死ぬのは単純に怖い。幼稚園の頃に死ぬのが急に怖くなって寝れなくなって、泣いてしまったことがあった。今でもそうなんだけれど、死ぬ→自我が無くなる→無になって、意識もなくなって、死んだことも認識できない、自分が存在したことも無になる…って考えると無性に不安になってきて。今こうやって日々生きてるわけだけど、死んだら何もなくなるわけでしょ。で、80歳くらいまで生きるのかもしれないけど、死ぬときなんて本当に一瞬で訪れるし、本当怖い以外のなにものでもない。早く死にたい、盛りのうちに死んだほうがいいなんて言う人がいるけど、自分は長生きしたいわ。醜くてもいいからなるべくたくさん生きたいわ。
死が一瞬で訪れて自分の全てが無になるということになると、じゃなんのために生きてるの?ってことになるんだけど。なんでだろ。
人生って線香花火みたいだなーと思ったことがあって。線香花火って最初くすぶって徐々に丸い形を作るわけですよ。で徐々に火花を散らし始めて、ばーっと美しく光って、ぽとっと落ちる。揺らしたり風が吹いたりすると光る前に落ちちゃったり、綺麗な火花が出なかったりして。揺れ、風=神様、運命みたいな笑 線香花火がたくさんあったら一つ一つがどう光ろうが落ちようがあまり気にとめないわけで…。60億人も人間がいて全ての人生に意味をもたせようなんてのが無理な話なのか。でも当の線香花火本人は「俺なんで燃えてんの?」とか「綺麗に光れるかなぁ」って気になるし考えちゃうよね。人生って何かなぁって考えるのが人生の課題みたいな気もする。まだ若造だから全然答えでないよ。
爺ちゃんが90超えてて、こういうこと言うと凄く不謹慎なんだけど、「あなたは死期が近いわけですが死について、人生についてどのように考えてますか?」って内心凄く聞いてみたい。聞けないけど聞いてみたい。